2019年のパスポートの世界ランキングにおいて、日本のパスポートが世界一位となりました
日本国籍者は190か国にビザ無しで渡航することができます。

ランキングのデータは国際航空運送協会(International Air Transport Association (IATA))によるもので、ビザ無し、または到着と同時に発給されるアライバルビザで何か国に渡航できるかによってランクづけられます。

普段、ビザ(査証)を意識したことがない人も多いかと思いますが、海外渡航する国や渡航目的、滞在期間によってはパスポートだけでなく、ビザの取得が必要になります。

ニュースによれば来るワールドカップやオリンピックの熱狂の間に国外逃亡するにはもってこいとのことで、リオのカーニバルの間ブラジルから海外に渡航する地元民が多いようなものでしょうか。

目的が観光であったり、短い滞在であればビザを申請する必要がない国が多いということですね。


2位はシンガポールと韓国で、ビザ無しで189か国に渡航できます。

NZのパスポートはランキング10位で、181か国にビザ無しで渡航できます。
オーストラリアとアイスランドも同じく10位で、2018年の8位からややランクを落としました。

米国と英国のパスポートはともに2018年の5位と6位からランキングを落とし、2015年の1位から”大幅な下落”と評されています。

ドイツとフランスは3位で188か国に渡航可能。

デンマーク、フィンランド、イタリア、スウェーデンは187か国に渡航可能で4位、5位のルクセンブルクとスペインが続きます。
オーストリア、オランダ、ノルウェー、ポルトガル、スイス、英国、アメリカが6位。
7位の国はベルギー、カナダ、ギリシャ、アイルランドで、8位のチェコと9位ノマルタが続きます。

10位以下の国では、中国は2017年の85位からランクを上げて2019年は69位、51か国から74か国まで渡航可能な国が増えました。
アラブ首長国連邦もランクを上げて中東諸国ではトップの22位、164か国にビザなしで渡航可能です。
イラク、アフガニスタンはランキングの最下位となり、ビザ無しで渡航できる国は30か国に留まります。


パスポートの世界ランキング上位は下記になります:


1. 日本
2. シンガポール、韓国
3. フランス、ドイツ
4. デンマーク、フィンランド、イタリア、スウェーデン
5. ルクセンブルク、スペイン
6. オーストリア、オランダ、ノルウェー、ポルトガル、スイス、英国、アメリカ
7. ベルギー、カナダ、ギリシャ、アイルランド
8. チェコ
9. マルタ
10 オーストラリア、アイスランド、ニュージーランド


こんなに強力な日本のパスポートですが、外務省の統計(平成29年度)によると、日本人のパスポート取得数は29,765,640、取得率は約23.4%で25%を切っているんです。つまり4人に3人以上が申請していないことに。

申請が何となく面倒、申請料が高いという理由もあるかと思いますが、そもそも海外に行く理由がない、という人も多いようで、何だかもったいないですね。あるいは渡航する人がそこまで多くないからのビザ免除なんでしょうか。
まあ日本人は長期休暇もほとんど取らない(取れない)というのも一因かもしれませんが。

パスポートは申請から発行まで時間がかかるので、パスポートを持っていない方は、いつか海外旅行するのに備えて取得しておくのもよいかもしれませんね。

参考記事:
https://www.nzherald.co.nz/travel/news/article.cfm?c_id=7&objectid=12187552
https://www.mofa.go.jp/mofaj/files/000335477.pdf



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